2015年5月15日金曜日

日本の飲食店みたいにブラックじゃない!アメリカの飲食店事情

 日本の外食産業といい、サービス業は“お客様は神様”などと表現し、
質の高い接客が要求されます。

しかし、その質に答えるように客は接しているのかというと
必ずしもそうではなく、まるで雇い主と奴隷のような形で接する客もいることは確かです。


現場で働いている人もアルバイトが多かったり、
給料が安いなど少なくともいい環境ではありません。
過労死・過労自殺というのは国内様々な業種であるんですが、

外国でも過労死を「karosi」
と呼んでいるくらい日本特有の現象として扱われています


これは何故なのか。
一つの考えとして、日本とアメリカの飲食業界の違いについて紹介します。

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2012/03/post-407.php
(以下一部改訂引用)




 アメリカの外食産業に過労死がない理由


(1)全てが役割分担されている
注文を取る人、客をテーブルに誘導する人、料理を運ぶ人と接客だけでも細かく分かれている。


(2)職務内容は契約書に書かれたとおり
職務内容は契約書で明確になっており、契約に書いてあることは双方が履行しなくてはならない。


(3)他人の仕事はできない
他の人が忙しくても自分の仕事や勤務時間が終わったら帰ることができる。
むしろ、他人の仕事をすると給与の分配の根本を壊すので重大な規律違反となる。


(4)長く勤務するという前提の人はほぼ皆無
簡単な仕事は給料も安く、そもそも長期間働くことを前提に働く人は皆無


(5)現場叩き上げで昇進する可能性はゼロ
本部の経営や商品開発はやフードビジネスの修士などが要求されるため、
そもそも現場から叩き上げで昇進する可能性は皆無。
アメリカでは将来の出世を人質にムリな働き方を強制されるということは無い。


(6)店長の処遇は歩合制がほとんど
店長の処遇は歩合制がほとんど。儲かれば儲かるだけ自分の懐に入ってくる。
売上の最低ラインが未達成ならアッサリとクビになる。


(7)チップ制
客はサービスの満足感に対し料理代の10~20%のチップを渡す。
顧客満足度の向上のモチベーションもカネで精算される。


(8)サービスのレベルの低さ
中堅以下の企業化されたファミレス系やファーストフード系に至っては、
客を待たせても、注文の料理が遅くても、冷めていても、そこで謝罪すること無い。


(9)労働法規違反で巨額の懲罰賠償
従業員控え室には労働法規の一覧と最低賃金額を記載したポスターを
掲示しなくていけない法律があり、
労働法規違反の内容によっては巨額の懲罰賠償を取られる恐れがある。



(引用以上)

まとめ


日本とアメリカでは、労働環境や考え方、文化の違いもあるので
これらを簡単に日本に導入するということは、無論むずかしいです。

(8)サービスレベルに関しては
アメリカのお客様も承知の上。まず、文句は言いません。
飲食店従業員も謝罪もしない。
日本では考えられませんよね?


日本では客単価が500円以下のような
ファストフード店(ハンバーガーチェーンや牛丼チェーン)でも

「料理が遅い」「料理が冷めている」
「接客態度が悪い」

などなど・・・

日本では、安い客単価の飲食店でもクレームが多いです。

もちろん、お金をもらっている以上、飲食店の従業員もプロですから
適当でも良いというつもりはありません。
ただ日本では妥協を許さない文化があるように思えます。

「お客様は神様」という言葉も、従業員を追い込んでいる側面もあると思います。


それに対し、アメリカではそもそも
「安いからレベルが低くて当たり前」「安いからこれくらいだろうな」
という文化があるそうです。

日本の飲食店業界もそうですが、過労死なんて言葉がなくなるよう
日本の企業も、日本の国民も労働環境について考えないといけないな
と思ったアメリカの飲食店事情でした。





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