2014年11月12日水曜日

ワタミ 店舗閉鎖102店舗 『元』ブラック企業ユニクロとの違いは?


ブラック企業批判の対処もままならず、居酒屋そのものの利用者減少を受け
店舗の閉店が加速しています。


居酒屋チェーンなどを展開する「ワタミ」は利用者の減少に歯止めがかからないとして、
新たに38の店舗の閉鎖を決め、今年度中に国内で合わせて102店舗を閉鎖することになりました。

「ワタミ」は11日行った中間決算の説明会で、
居酒屋チェーンの「和民」や「わたみん家」など新たに国内の38店舗を今年度中に閉鎖することを明らかにしました。
ワタミは人手不足などの影響で、ことし4月以降、先月までに国内の64店舗を閉鎖しましたが、
これで今年度中に閉鎖する店舗の数は、全体の15%に当たる102となります。

参考:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141111/k10013125451000.html




 ブラック企業批判をかわしたユニクロとの違いは?


ブラック企業批判で、ワタミの自滅の感が否めません。
一つ気になったことは、同じころにブラック企業と有名になった
ファーストリテイリングのユニクロです。

売上が悪いと、上司に壁に頭を押し付けられる。
常習的サービス残業などの噂がありました。

社長の柳井さんも、メディア露出が多く
ワタミの渡邉美樹さんと、重なる点も多かったですね。


ですが、ユニクロに批判は集中せず、ワタミやすき家に転換したように思います。
その辺りの説明が明快の、ブラック企業アナリストの新田龍さんの
面白い記事がありましたので、紹介します。


-------下記引用------

 情報開示のスタンスの違い


「情報開示のスタンス」の差が最もよく現れたのは、昨年4月に「日経ビジネス」(日経BP社)で組まれた特集『それをやったら「ブラック企業」』における、ユニクロとワタミの両経営者へのインタビューだろう。


 「ブラック批判」に関するインタビューだから、普通ならあまり受けたくはないテーマだが、両社は取材を受け、その内容をまとめた記事は、結果として炎上にも近い反響を呼んだ。

 【対象記事】
 ・ユニクロ:『甘やかして、世界で勝てるのか』
  (http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130411/246495/)
 ・ワタミ:『我々の離職率は高くない』
  (http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130411/246500/)

 興味深いのはそのあとだ。不思議なことに、ユニクロへのブラック批判は少しずつ減っていったが、ワタミへの批判はむしろエスカレートし、いまだに根強く続いているのである。

 ブラック企業批判を認めたユニクロ、認めないワタミ


(1)取材対応姿勢

 ・ユニクロ:(運営元であるファストリ)柳井正会長が積極的に対応

 ・ワタミ:当初、広報は「答えたくない」との回答。その後、交渉を重ね、結果的に「桑原豊社長の手記を掲載」するかたちで妥結


(2)回答内容

 ・ユニクロ:柳井会長が考える人材教育や、グローバル市場で勝つための方策について

 ・ワタミ:「ありがとうツアー」「みんなの夢アワード」「社員独立制度」について


(3)ブラック企業批判に対して

 ・ユニクロ:

  「急成長のひずみがあったことは確か。修正すべき点があった」    


  「離職率5割はさすがに高い。我々は店長の技術ばかり教育していた。これが一番の問題であり、失敗だと思っている」    


  「我々が本当にブラックなら、社員は辞め、会社はダメになっているはず。情熱を注いで働く社員がいるから結果が出ている。だからこそ、根本的に向いていない人には入社してほしくない」



 ・ワタミ:


  「ビデオレターでコミュニケーションをとっている」

  「離職率は業界水準からみると高くない」
  「労働環境は格段によくなった」


 だいぶ要約したが、このような内容であった。両社とも、世間での「ブラック批判」に対して反論したいと考えていた。

しかも、「自社のスタンスをきっちり知ってもらわないと、反論の一部だけを切り取られて違った解釈をされてしまう」と懸念していたところまで同じだ。


 しかし、その後の行動が違った。ユニクロは、向き合って説明した。

 「我々はこういう企業である」
 「我々は過去のやり方を反省して見直している」
 「我々は今こんな努力をしている」

ということを、総合的に訴えたわけだ。


 一方のワタミは、反論しなかった。
創業者で同社会長である渡邉美樹氏は「我々のことがちゃんと伝わっていれば、週刊誌のくだらない記事など『くだらない』で終わるはず」と考え、「事実とは違う批判をされること自体が問題である」という態度をとったのだ。

そして、前述のとおり「ワタミはブラック企業」というイメージがひとり歩きする結果となった。
外食業界には、同社よりもっとひどい実態の企業はほかにも多数あるというのに。

採用時に期待を高めすぎることによって、入社後に感じるギャップや失望感が大きくなるということもあろう。


------引用以上------

参考:http://biz-journal.jp/2014/01/post_3885.html

 そしてワタミは、苦境に立たされている


すき家の問題もありますから、多少批判も弱まっているかと思いきや、そうではないですね。
ユニクロは、自分たちに非があったことを認めた上で、是正の動きがあります。

対してワタミは、批判に対して、とにかく反論を繰り返し、元社長の桑原豊さんも

「ワタミへのブラック企業の風評被害が拡大している」
「ワタミをブラック企業だとは思っていない」

などと発言しています。

ワタミは、とにかく言い訳に終始して、逃げようとしたことが
自分の首を絞めることになりましたね。




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